6.サイゴンで踊ろう、雨のダンス

作詞:古舘佑太郎
作曲:古舘佑太郎

マダムと舞踏会で会う度
いつかの思い出に花が咲き
君を捜す

寒さに凍えそうな夜とは
口元に足跡残す葡萄酒のよう
酒に溺れる母のよう

出鱈目にステップ刻んでたら
心なし 影が嘲笑う

消え去らない白い花と
思いがけず夢遊び
今宵サイゴンで踊ろう雨のダンス

メトロで三度欠伸したら
恵比寿の街に着いてしまうが
今日も行けず

心に刻まれた百合の紋章
目を閉じればいつも君がいる

月隠れの夜だけは
少しだけ話をしよう
それが夢だと気付く朝まで
そしてサイゴンで踊ろう雨のダンス